デイジー

猫のデイジーと暮らしています。

ハナダ君へ

ハナダくんは、高岡ヨシ氏「歩けばいい」に登場する

ちょっとお家にひきこもっていた人です。

高岡ヨシ氏のブログはこちら

yoshitakaoka.hatenablog.com

 

ハナダ君は、ある日、同級生のナグモ君の家へやって来ます。

ナグモ君と一緒に時間を過ごす中で、

一緒にいじめにあっていたときの回想があります。

 

 

ナグモ君は、ハナダ君のことを、こう話しています。

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中学時代、どんなに心と体を潰されてもハナダは自分を捨てなかった。

圧がかかると感情を殺して無表情になる僕とは対照的に

彼は目を開け続けた。その結果として

悪魔たちに呼び出される回数はふえていったが、

ハナダはハナダをやめることはなかった。

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気に入らない相手というのは、どんな人もいます。

気に入らないというのは、自分より「上」の人だったりします。

いじめっ子たちがハナダ君とナグモ君をターゲットにしたのは、

自分たちより「上」だと感じたのでしょう。

 

 

攻撃している人は強く見えるけれど

本当は弱いのです。

嫌なことを我慢できない、

気に入らないという感情をコントロールできない

弱い人なのです。

嫌なことに耐えるのも強さです。

気に入らない相手を攻撃しないのも強さですし、

攻撃されても耐えるのも強さです。

 

だから、いじめっ子たちよりも

ハナダ君のほうが強いし、立派です。

どこかで、いじめっ子たちは

それを感じていたのでしょう。

自分は我慢できないことを、ハナダ君は我慢できる

だから気に入らなかった。

 

もう少し大人になると、

社交辞令を覚えるかもしれません。

それがいいかどうかは別にして、

ハナダ君は、

今の世の中では生きにくいかもしれないけれど

こういう生き方をする人はいてほしい。

矛盾だらけの世の中で、

どうやって生きていけばいいんだろう。

人生は「歩けばいい」とまらずに。

 

 

高岡氏の作品は硬派で、良い意味で、これまでの詩とは違いました。

奥様が登場する作品もあり、大切にされているのを感じます。

家族を大切にする方は、出世します。

ハナダ君が登場する「歩けばいい」は

2018年 Amazon × よしもと「原作開発プロジェクト」

優秀賞受賞を受賞しました。