デイジー

猫のデイジーと暮らしています。

分け入っても分け入っても青い山

種田山頭火の有名な俳句の一つです。

読む人によって

「青い山」の受け取りかた、感じかたがかわるようですね。わたしは

東北の過疎化がすすむ小さな町に生まれました。

山は日常の中で見ていました。

山が青く見えるときは、お天気が良く、

木々が生命力にあふれているときです。わたしにとって

青い山は、生命力の象徴です。

 

この句をはじめて読んだとき、

遠足で、くたくたになって、

見上げたときの木漏れ日を思いだしました。

歩いても、歩いても、結局は青い山の中。

人生を歩いても、歩いても、しがらみや虚栄や煩悩だらけの世の中。

だけど、青い山は美しい。

 

青は死の象徴ですが

死は生とつながっています。

子ども時代を脱したばかりの若者を

「青い」ともいいます。

生も死も、混ざり合う人間(じんかん)を

山頭火は歩き続け、

後世に、木漏れ日のような俳句を残しました。