デイジー

猫のデイジーと暮らしています。

カズオ・イシグロ氏とjammin'Zeb

カズオ・イシグロ氏の本を三冊読みました。

遠い山なみの光

日の名残り

「わたしを離さないで」

どの作品も、心情や情景を丹念に書き上げていき、

最後に、滝のような感動がわきあがります。

 

「わたしを離さないで」の中で、

ジュディ・ブリッジウォーターという架空の歌手が歌う

「夜に聞く歌」があります。

ジャケットの描写と歌詞の内容から、ジャズっぽいな、と思いました。

ジャズといえば、jammin'Zeb。

三つの作品のイメージを、jammin'Zebのアルバムの中から選んでみました。

 

 

デビュー作「遠い山なみの光

これは迷うことなく

「garden」に収録されている「SUMMER KNOWS」です。

読んでいるときから「SUMMER KNOWS」の曲が頭で流れていました。

 

 

日の名残り

イギリス西岸のクリーヴトンへと小旅行に出かける、

執事のスティーブンスの回想を交えた物語。

とても感動的な物語なのに、どこかコミカルなのです。

執事という職業を選んだ人の宿命なのかもしれません。

職務を離れていたときに読んでいた本を、

ほのかな思いを抱いていた女性に

「おセンチな恋愛小説」をからかわれ、職務という意地にかたまり

愛する人は、別の男性のもとへ。

「Dream」に収録されている「Straighten Up And  Fly Right」にしたら、

コミカルすぎるかしら。

jammin' zenのアルバムには、

毎回、「Scarborough Fair」や「Tammy」のような民謡が一曲収録されています。

カズオ・イシグロ氏は、ダンディなので

「Parade」に収録されている「New Cinema Paradise」がいいかもしれません。

スティーブンスの瞳の中には、ミス・ケントンがいたのですから。

アルバムでは、ステイーブさんがイタリア語で歌っています。

 

 

「わたしを離さないで」

「Your Songs vol,1」に収録されている「Quien  Sera」にしたいです。

シモンさんが、スペイン語で歌っています。

「quine ser'a  la  que  me  quine ser'a 」

「わたしを好きになってくれるのは、誰だろう、誰だろう」

ヘーシャルムで育ったキャシーたちを、

誰が好きになってくれるのだろう。

すべてこの世は仮の宿。

この生活も、もしかしたら仮面の外のことかも。

そんなふうに考えると、

「Parade」に収録されている「This Masquerade」はどうでしょう。

最後の歌詞、

「we're  lost  in  this  Masquerade」

「ぼくらは、この仮面舞踏会に迷い込んでしまった」

キャシーたちは、壮大な仮面舞踏会(という世の中に)生まれた。。。

切ないお話なので、そう思いたい。 

 

jammin'Zebは、男性ボーカル4人組のグループで

4人のうち3人がハーフです。

4人とも英語が堪能。

来年2月には、

初のアメリカ・カリフォルニアへのライブ・ツアーがあります。

公式ブログはこちらです

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左から、コージローさん、シモンさん、レンセイさん、ステイーブさん。

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