デイジー

猫のデイジーと暮らしています。

Scarborough Fairの融合

ジャミン・ゼブの歌は全部好き。その中でも好きな曲をあげるとするなら「LesMisérables Medley」「Can’t Help Falling In Love」「Besame Mucho」

「Save The Last Dance For Me」「Night And Day」

「Just the Way You Are」 「you raise me up」

たくさん良い歌がありすぎます。

Scarborough Fair を聴いていたときのこと。

前半のスカボローは、受動的です。スカボローという街、あるいはその近くの街に生まれ、街の因習や環境に抗うことなく、与えられたものの中で、恋愛さえも昇華していくのです。

歌詞に兵士や銃が出てくるのはサイモン&ガーファンクルへのリスペクトだと思います。

サックスの郷愁を誘う間奏は、過去を追悼しています。

長いスキャットが、たくさんの想いを、遠い時空へと導いています。

シモンさんの強い歌声に、意志が生まれます。

わたしは、スカボローに行くんだ。

それまでの彷徨うような想いではなく、意志を持ってスカボローに向かうのです。

ドラムの音色が新しい時代の訪れを告げ、現代にスカボローが蘇ります。四人のコーラスが迷うことなく強くなり、現代の若者らしく、自らの意志を主張していきます。

パセリは嫌いなんだと軽口をたたきあい、美容を気にする彼女のためにローズマリーのハーブテイを贈る。そんな恋人たちの仲を引き裂くのは戦争だけではありません。夢が違っていたり、仕事を続ける続けないだけの違いで別れたり、宗教や職業で、結ばれないこともあります。

戦争は、誰がみても残酷です。誰がみても自由な街で、不自由な想いは贅沢になります。スカボローという小さな街に生まれていたら。

たくさんの想いが、ドラムの音色のドアをもう一度あけて、スキャットをたどりながら時空を戻り、古い因習の街に向かうかもしれません。