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デイジー

気持ちがいいと、イビキをかきます。

手ぶらで戻らない。飲食業の基本。

初めてアルバイトをしたのは、うなぎ屋さんでした。

中堅の老舗(?)ぐらいのお店でした。

仕事をはじめて、すぐに教えられたのは

「手ぶらで、戻らない」ということ。

お客様に品物をお出しして、戻るとき、席に食べ終わったものがあれば、それを持って戻ること。

厨房に下げたと同時に、

台拭きを持ってテーブルを拭きに行くこと。

食器を下げたのを合図にしておけば、テーブルを拭くのを忘れないから。

食器を下げに行くときは、必ずお盆と台拭きを持って行くこと。食器をお盆にのせてテーブルを拭けば、二度行かずにすむから。

 

駅前のお蕎麦やさんによく行くのですが

入り口付近にレジがあります。

店員さんは、レジの清算が終わると、奥の厨房に戻りながら食器を下げていきます。

お客さんは、食事が終わったから清算するわけで、テーブルには食器が残っています。

店員さんは、片付けながら厨房に戻るわけです。

当たり前のことのように思っていました。

 

昨日、所用で都内に出たのですが、あまりに寒くて、お腹がすいたので、チェーン展開しているラーメン屋さんに入りました。食べ終えた食器がいくつも残してあり、座る席に迷ってしまいました。

女性スタッフがホールを回り、厨房で男性がタンメンの野菜を炒めていました。厨房とホールの間のような男性も一人いました。三人とも若く、外国人でした。

ふと気づくと、立派な黒いトレンチコートを着た三十代前後の男性が、何やら、三人と話をしていました。男性は食事をせず出て行ったので本部の人でしょうか。

本部の人と思われる男性は、「手ぶらで戻らない」という基本を、若いスタッフに教えてくれたかな。