デイジー

猫のデイジーと暮らしています。

春雨

春雨がすきです。

麺ほど長くなく、つるっと口に入るときのふわふわの食感と、いろんな味つけができるところです。

近所に激安スーパーがあり、そこでは春雨が100グラム86円でした。2パック買っても172円です。ニラは一束112円。卵とオイスターソースは買い置きがあるので、春雨とニラを買えば、284円で春雨のオイスターソース炒めができます。

食卓で山盛りの春雨をみると、激安スーパーって、すごいなと思います。

春雨の名前の由来は、ネットにたくさんでています。

季語にもなっています。

春雨は、春の雨。

春に降る雨です。

北国で育ったわたしは、長い冬の間に降り続く雪をみているとき、感情はとまっていました。何かを考えると悲しくなるからです。

長い、長い、冬が終わり、雪が雨に変わったとき、涙が出たことがありました。

スーパーの店内で、にぎやかな音楽を聴きながら82円の春雨を見つけても、春の喜びと、悲しい冬の悲しみが入りまじるときがあります。

なんで、こう、辛気くさいのかな。

中華鍋で春雨を炒めながら

悲しい思い出なんか、美味しく食べてしまえと思います。

 

瀬田貞二氏 「絵本論」

瀬田貞二氏 「絵本論」 福音館書店

・子どものまねをするな

・子どもに書くこと

この項目を肝に命じて、

創作していきたいと思います。

画像は、243ページ

「いのちのうた<バージニア・リー・バートン>

高校時代の恩師

安斎涼子先生が大好きだとおっしゃった

「ちいさいおうち」の作者です。

 

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大きな代償があったにもかかわらず、

童話と、児童文学をすすめてくれた方のためにも。

 

サービスのお茶

風邪をひいたので、病院に行きました。その後、薬局でお薬を待っているときのことです。

最近は、お茶の自販機が置いてあります。咽喉が乾いていたので、お茶をいただこうかと思いました。

自販機には、いろいろ注意書きが書いてありました。

「残った飲み物は、給水置(コップを置くところの下)に捨ててください」

「うがいは、おやめください」

お茶を、いただくのはやめました。

 

 

 

江戸三十三観音 道往寺

朝、なんと大雨警報がでていたのに、

江戸三十三観音に出発。

27番、道往寺に行ってきました。

都営浅草線 泉岳寺駅 徒歩2分とのこと。

それでも、かなり迷いました。

インターホンを押すまで。

ここかな?

でも、個人のお家かな?

「道往寺」の石の表札を見つけるまで

門の前で、うろうろ。

雨は、あがっていました。

門を入ると、整えられたお墓が見えなければ

美術館と見間違えるところです。

掃除が行き届いた、明るい観音様をみると

ほっとしました。

観音様に見惚れていると、ふっと自分の姿も

ガラスに映ります。

紺色のパーカーを着たわたし。

その奥にある、感情。

御朱印を書いてくださった上品な

お婆様が言われました。

「先日みえたお参りの方は、娘さんを亡くし

家にいられないと、ここで泣かれたんです。

それで始めたんだそうです」

千手観音様に映った、紺色のパーカーを着たわたしが

三十三観音を巡り始めた理由。

津波で流されて行った人たちの無念、

放射能に怯えたであろう同級生や、友人、

本家の大叔父のこと。

あれほど苦労をして家業の借金を返し、

借金を返しながらも努力し

教育者として名を馳せました。

退職してからは、畑できぬさやをつくりながら

一族の家系図をつくり、

おだやかな老後を過ごしていました。

八十を過ぎてから起こった、あの大地震

ストリートビューで見た門は、表札ごと崩れていました。

あと1キロ、避難区域がずれていたら

大叔父は、あの家から離れなければなりませんでした。

そして1年後、亡くなりました。

第二次世界大戦も経験し、

敗戦後の困窮も成長も支え、

やっと訪れたおだやかな老後です。

こんなに苦労をしてきた大叔父は

最晩年に、未曾有の大地震

広島長崎の再来といわれる放射能の恐怖のなかで

死をむかえたのです。

地震のあと、マスコミは故郷の名を連呼しました。

内気だけれど、ちょっと頑固な同級生は

県外ナンバーの

マスコミの車にも怯えたのではないかしら。

故郷を「原風景」と言い出す輩も出てきました。

地震の前は、散々馬鹿にしてきたくせに 。

どうしようもない怒りは、自分自身に向きました。

誰が悪いのでもなく、世の中が不条理なのでもなく

何もできない自分に怒りがわいたのです。

 

5年半が経ち、世の中は震災の記憶を

心のクローゼットに、そっとしまい始めています。

わたしだって

玄関から出るときは、

希望に満ちあふれたような顔をしますが、

整理整頓が苦手なので、机の上も心の中も

なかなか片付きません。

江戸三十三観音の観音様、

あの地震で傷ついた、たくさんの魂を

どうか助けてください。

 

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道往寺にて。