デイジー

猫のデイジーと暮らしています。

「スガンさんのやぎ」

 <ネタバレがあります>

 

「スガンさんのやぎ」は、やぎが大好きなスガンさんの、ブランケットという名前の女の子のやぎのお話です。

ブランケットは、小さな庭で、首輪をして生活をするのを徐々にいやがり、広々して、とびはねたらおもしろいだろうな、と山へ行きたがります。

山には狼がいるから行ってはいけないと、スガンさんは注意します。

スガンさんのすきを見て、山へ逃げ出すブランケット。

山は確かに気持ちが良く、もみの木やカモシカは、ブランケットをちやほやします。

山から、スガンさんの小さな庭をみて、わらいだし、えらくなったようなきになるブランケット。

夕方になり、スガンさんがブランケットを呼ぶラッパをふきます。

心細くなっても、小さな庭を思い出し、帰らないブランケット。

狼がきたら「つのでついてやりますよ」と、スガンさんに言ったとおり、一晩中、狼と戦い、朝まで戦い、そしてとうとう、草の上でうごかなくなります。

 

人の一生に例えられるお話です。

小さな庭で生きて行けば穏やかに暮らして行けます。自由に見える外の社会は大変な危険が待ち受けているという現実。

現代では、たとえ危険であってても、死んでしまっても、自分のしたいことをして生きたブランケットは仕合せなんじゃないか、と思う人もいるでしょう。

 

絵本として文を書かれた岸田衿子氏は、最後に、こう書かれています。

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「そうです。やぎは山へいきたかったのです。だから、おおかみにたべられました。おおかみは、とやぎをたべるのが、あたりまえなんですよ」と教えてくれます。

世の中には、あぶないところで助かる話のほうが多いかもしれません。でも、こうした自然の約束をたんたんと、教えてくれるのが、このお話です。

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この一文に衝撃を受けました。

児童文学を書き始めてから、絵本も読むようになりました。そうすると、現実にはありえないことがたくさん出てきます。

魚が空を飛んで、外の世界のことを知り、戻ってきて仲間の魚に話すとか、

ライオンが家の中で、一緒に暮らすとか、

猫の学校が、人間のようだったりとか。

そもそも猫に学校はありません。

 

夢を持つのは良いことです。

悲しいけれど、いつか夢は現実に変わるときがきます。

そのとき、子どもたちの心が耐えていけるように、子どもたちの心を鍛えてくれるような本があってもいいと思います。

書き手として、

そんな本を書けますか、と、ぽんっと問題を投げかけられたような気がしました。

 

 

 

アルフォンス・ドーデは1840年生まれのフランスの小説家です。「スガンさんのやぎ」は「風車小屋だより」の中に含まれる短編です。

偕成社より ぶん、きしだえりこさん、え・なかたにちえこさんの絵本となり出版されました。この絵本の絵に英文をつけた英文版が、1968年、オナーブック賞を受賞しました。

 

 

 

カフェで音楽を聴く

明日のコンサートには行けないかもしれないので

カフェで音楽を聴きます。

 

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JAXAシンポジウム2017

9月12日 「JAXAシンポジウム2017」に行って参りました。

宇宙服の展示です。ちょっと汚れていてリアルでした。

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毛利衛氏、移住だけでなく地球そのものを守って行くという言葉に感銘。

 

 

奥村直樹JAXA理事長「JAXA活動報告及び将来に向けた検討の概要」より。

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SNSで紹介しても良いとのことでしたので、画像をそのままアップします。

将来、月に、このような建物ができるかもしれません。

ちょっと昭和基地みたいです。

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例えば、宇宙で水は使えないので、水を使わないコンクリートを、ある企業と開発中だそうです。

どんどん技術は進歩していくのですね。

地球上でも、水を使わずにコンクリートが作れるようになれば、時間やコストを節約できるのではないでしょうか。夢のようなことが現実に起きようとしているのです。

 

若田光一氏、基調講演より。

これまでは国が中心になっていた宇宙開発ですが、現在は民間の企業も参入してきており、そのなかでより良いものが淘汰されていくのではないか、とのこと。

今年の末に、金井宇宙飛行士が長期滞在する予定です。

その後は、アメリカの民間機で宇宙に行く予定だそうです。

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ころんとして、愛くるしい機体です。

 

こうのとり」はISSへの接近・結合方式として、安全性の高いロッボットアームを使ったドッキング方式を世界で初めて成功させて、現在は世界標準となったそうです。

きぼうからは小型衛星を198機を放出しました。フィリピン、ガーナ、バングラデシュといった国からは、初めての人工衛星の運用となるそうです。

 

パネルデイスカッションより。

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パネリストは五名でした。写真では三名の方しか写っていません。

クリストファー・ブラッカビー氏の右側にお二方いらっしゃいます。

山崎直子氏「毛利さんが宇宙に行ったとき、地球に国境は無かったという言葉に感激しました」とのこと。当時、山崎さんは学生だったそうです。

(株)電通 宇宙ラボ代表 小田健児氏より。

◯◯×宇宙

この◯◯の中に、いろいろな言葉をいれます。

食料、音楽、ファッション、手紙・・・

リエーターの方々の発想は、素敵ですね。

こちらのサイトもどうぞ。

www.dentsu-space-lab.jp

もし、わたしが◯◯の中に言葉を入れるとしたら・・・

珈琲、猫、家族、ショートケーキ、文学いろいろあるけれど、

「祖先」です。

可愛がってくれた祖父や大叔父、大叔母の時代、宇宙は夢の世界でした。

東京の有楽町で、月に建物を造ろう、宇宙に行ける、ガンが治る、

という話をしているんだ、と伝えたら、

どんなに驚いてくれるだろう。どんなに喜んでくれるだろう。

 

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イノベーション

そして、イノベーション

若い世代への期待は、たくさんあります。

若かった世代にも、出来ることがあるといいな。

 

写真がうまく撮れたところを中心にリポートしました。

この他にも、たくさん良いお話を聴くことが出来ました。

 

10月26日、パシフィコ横浜 国立大ホールにて

SPACE MEETS YOKOHAMA  きぼう その先へ(入場無料)が開催されます。

9月26日より登録開始です。

是非、ご参加ください。